こんにちは。AIと書くミステリー作家の中原真緒です。
この記事では、AIを使用して小説を執筆するときに、やってはいけないことをお伝えします。主に著作権や情報漏洩に関することです。
3つのやってはいけないこと
トラブル防止のためにも、この3つだけは必ず守ってほしいです。
- 他人が書いた文章を入力して、何かをしてもらう
- 個人情報に関わることを入力する
- AIが使用禁止の賞やサイトに投稿する
それぞれ詳細を見ていきましょう。
①他人が書いた文章を入力して、何かをしてもらう
ダメな例1:好きな作家の小説本文を学習させて、似た文章を生成してもらう
著作権に抵触する可能性が高いのでやめましょう。これを行って意図せぬ盗作をしてしまった場合でも、AIが勝手に作ったものだからという言い訳は通用しません。
ダメな例2:作品を読んでくれた友達の感想を読み込ませて、分析する 批評もれっきとした創作活動の一環です。その人独自の視点や技術があります。それを無断でAIに学習させてしまう可能性があるので、他人の感想を貼るのはやめましょう。
なぜ他人の文を貼ってはいけないのか? それは、自分が個人的に書いたメールが、全世界の見ず知らずの誰かのPCに表示されるところをイメージしてみるとわかるかもしれません。嫌ですよね。
そういう気持ち悪い感覚を忘れないでいると、危ないときに踏みとどまれると思います。
②個人情報に関わることを入力する
ダメな例:自分が勤務しているXX社を舞台に小説を書いてください
入力されたデータは、AIの開発会社に保存される可能性があります。多くのAIツールでは、ユーザーが入力した情報を学習データとして取り込むことが示唆されています。
ひとつひとつの情報は小さくても、かき集めていけば、あなたの情報のほとんどがデータに入り、他人のチャットに出力されてしまう可能性もあります。自覚できないデジタルタトゥーを刻んでいるかもしれないということは、常に頭の隅に置いておきましょう。
最近はパーソナライズ機能(自分の情報をあらかじめ入力しておく)が搭載されたAIも多いですが、ここに書き込むことも、一般的で特定されない程度にとどめておくことをおすすめします。
③AIが使用禁止の賞やサイトに投稿する
ダメな例:AIの使用が認められていない新人賞に、AIを使ってプロットを作った作品を応募する
一部でも使ったらダメです。賞やウェブ投稿サイトなどで、AIが禁止だと規約に明記されているところでは、一箇所でもAIを使用した作品は出さないほうがいいです。
いまはまだ過渡期なので、AIを使用したと明記すればOKとか、規約には特にAIのことは書いていないので暗黙の了解でとか、運営によって考え方が異なりますし、規約が急に変わっていたりします。
投稿する際には、こまめにチェックしましょう。大好きなAIで身を滅ぼすようなことになるのが一番悲しいので。
トラブルに巻き込まれないための自衛策
自衛のためにできることも書いておきます。
- どこで使ったのか説明できるよう、ログを残す
- いつ見られても問題ない検索をする(特に商業作家)
①どこで使ったのか説明できるよう、ログを残す
AI使用で怖いのが、偶然の一致で先行作品と似てしまったことを、自分が知らずに他人が気づいてしまうケースです。当然盗作を疑われますし、AIを使用していることを公言すれば、また別の方向からバッシングを受ける可能性もあります。
どういう経緯で似てしまったのかを示すには、AIとの会話のログを示すしかありません。
まず、日頃からチャットを削除しないことと、多くのAIは日付が入らないので、朝会話を始める前には必ず「今日は202X/XX/XXです」とチャットに書きましょう。
②いつ見られても問題ない検索をする(特に商業作家)
AIを使用していて、万が一盗作疑惑をかけられてしまった場合、AIの会話ログを提出しなければならない可能性があります。無実を証明するには、担当編集者や出版社、相手の作家に見せなければならないかもしれません。
「この検索を他人に見られても恥ずかしくないか?」「個人的なことを書きすぎていないか?」ということは常に念頭に置いて使用してください。
ルールを守れば大丈夫
以上が注意点です。ルールを守って使えば何も問題ありません。このサイトでは、著作権侵害などの危険も回避しながら、AIを使って楽しく小説が書ける方法を書いていきます。
AIに伴走してもらいながら、かつてないほどのスピードとクオリティで、面白い作品をたくさん作っていきましょう。そのお手伝いができたらうれしいです。






